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開業して個人事業主になるなら準備したい事業用の銀行口座~おすすめ4選

2022年2月23日

これから開業して事業を始める方や、既に開業しており経理業務の効率化を考えている方で、事業用の銀行口座の開設を考えている方がいらっしゃるかと思います。

八ツ役公認会計士事務所でも、顧問先の個人事業主の方々に事業用の銀行口座の開設をお勧めしており、今回、銀行口座を選ぶときのポイントと個人的におすすめの銀行口座を記載しております。屋号がついている銀行口座については別の記事での投稿を予定しております。

メガバンクについては、既に個人用の口座を開設されているケースが多いため、いったん除いております。

おすすめの銀行口座のポイント

会計ソフトとの連携

税務申告の効率化を考えると、会計ソフトにデータを連携を簡単に行えるか非常に重要な要素となります。

データ連携を自動でできない場合も、銀行口座からCSVファイルをダウンロードして会計ソフトに連携する方法が取れる場合もあります。ですが、データ連携のための手数が増えると、日常的な記帳を行いにくくなりますので、避けた方がいいです。

 

振込手数料が無料

事業を行っていると、振込が一定数生じるかと思いますので、振込手数料が複数回あると助かることが多いかと思います。

 

コンビニでのATM手数料が無料

事業用の銀行口座でATMを利用すること機会は、電子決済が進んできたため減ってきているかと思います。

ただ、現金を扱うビジネスを営んでいる場合や、事業用の銀行口座から生活費を引き出す場合など一定の利用はあるかと思いますので、可能な限り、コンビニでのATM手数料が無料の銀行口座を選びたいです。

個人的には、銀行店舗のATMには10年くらい行ったことがないです。

 

ネット対応

日常的な振り込みや、入出金、残高確認のために、わざわざ時間をかけて銀行に行くよりも、スマホやPCからネットで行えた方が効率的です。多くの銀行がネットに対応していると思いますが、もし、ネット対応が進んでいない銀行は避けた方がいいです。

 

ペイジー対応

事業を行っていない場合はペイジーはあまり利用する機会がないかと思います。

ただ、事業を開始すると、確定申告や源泉徴収の納税、取引先の登記簿などの取得の際に利用します。

納税や登記簿取得を全てネットで完結することも可能ですので、ペイジーに対応している銀行口座を保有していると便利です。

 

デビットカード対応

クレジットカードの方がポイントが高いケースもありますが、資金管理や経理処理が苦手な方にはデビットカードを使った方がいいケースもあります。

クレジットカードだと、買い物などで使用した後、1,2か月後に銀行口座からの引き落としがあり、銀行口座にあまり残高を残さない方の場合、資金管理が必要になります。

また、デビットカードの場合、デビットカードを使用した時だけで仕訳の計上が完了しますが、クレジットカードの場合は、使用した時と銀行口座から引き落とした時に仕訳計上が必要となります。クレジットカードでプライベートの支出が複数あると、会計処理に悩む個人事業主の方も多いため、デビットカードを使うと経理処理はシンプルで分かりやすくなります。

 

屋号付の銀行口座を作成すべきかどうか

屋号名での銀行口座を持つかどうかですが、業種によっても違いがあるかと思います。

屋号が付いている場合、法人口座まではいきませんが、取引先や相手方に一定の安心感や信頼感を与えることができます。

士業の方の場合、資格で安心感や信頼感を与えることができますので、屋号が付いていなくてもあまり問題になることはないかと思います。

 

屋号が付いている場合の注意点

振込をする際に、口座番号だけでなく、名義人についても記載する必要がある時があります。屋号のつけ忘れがあると振り込みが受け付けられないこともあります。

特に、税務署からの還付金の支払いを、屋号付の口座で受取ろうとすると、名義人の相違によりエラーが生じることがあります。エラーが生じて着金しない場合、税務署に電話して、名義人を変えてもらう必要があります。税務署からは次回からは屋号が付いていない口座を記載するように伝えられたりします。

 

事業用の銀行口座は複数保有しておく

事業用の銀行口座ですが、最低でも2つの銀行口座を保有するのをお勧めしております。

1つにまとめれるなら、まとめれた方がいいです。ですが、振込手数料無料回数が複数あり、ペイジー対応の銀行が少ないため2つに分けてしまう事が現実的かと思います。また、ペイジーを全く使用しないことも可能なな方は1つにまとめやすいかと思います。

  • 振込手数料無料のネット銀行
  • ペイジー対応のネット銀行

 

個人的におすすめの銀行口座

銀行に対するイメージは人それぞれで、プライベート要素が強い銀行など(イオン銀行やSBJ銀行)は事業用のおすすめ口座からは除いております。

住信SBIネット銀行

振込手数料もATM手数料も口座ランクにより一定回数無料で、デビットカードもあるためバランスが非常にいいかと思います。

ただ、ペイジーには対応していません。また、口座を保有している方が多いので、プライベートで利用していると事業用に使えません。

プライベートで既に利用している場合は以下のJAL NEOBANKを開設するの選択肢としてあります。

デビットカードを利用した際に、銀行口座の明細では ”デビット 776199” といったような内容で表示されます。そのため、会計ソフトに情報連係した際に、自分で多少の更新を行う必要があります。

 

JAL NEOBANK(住信SBIネット銀行 JAL支店)

プライベートで、既に住信SBIネット銀行を利用している方も、JAL NEOBANK(住信SBIネット銀行 JAL支店)について口座開設が可能。振込手数料5回無料となります。

デビットカードの利用も想定している場合は注意が必要です。JAL NEOBANKはデビットカード機能がありません。JAL GLOBAL WALLETというプリペイドカードに円をチャージする必要があります。クレジットカードを別途保有している場合には影響はないかと思います。

ただ、ペイジーには対応していません。

また、デビットカードを利用した際に、銀行口座の明細では ”デビット 776199” といったような内容で表示されます。そのため、会計ソフトに情報連係した際に、自分で多少の更新を行う必要があります。

ソニー銀行

デビットカードを発行すると残高が少額でも振込手数料2回無料となります。

また、銀行口座のランクが上昇すると振込手数料11回無料まで増え、デビットカードのキャッシュバックが2%となります。2%のキャッシュバックなら、多くのクレジットカードより還元率が高いです。

ただ、ペイジーには対応していません。

また、デビットカードを利用した際に、銀行口座の明細では ”デビット 776199 セブンイレブン” いったような内容で表示されます。そのため、会計ソフトに情報連係した際に、自分に自分で取引内容を入力することが減ります。

 

PayPay銀行 --- ペイジー対応

ペイジーも利用できるため、源泉徴収税の支払いや、登記関係の支払いも行えます。

ただ、振込手数料が有料なのが残念な点です。

 

八ツ役公認会計士事務所が事業用に使用している銀行口座

事務所ではソニー銀行とPayPay銀行の2つをメインで使用しております。*プレスティアと*JAL NEOBANKは事業用に使うかは検討中となります。

銀行 目的 コメント
ソニー銀行 振込(受取・支払)、デビットカード、非居住者 マネーフォワードやfreeeや弥生といった会計ソフトに情報連係した際に、取引内容までわかるので、会計処理の時間が削減可能。
口座のランクが上がるとクレジットカードよりも還元率が高くなることが多く、また、使用している方も多くないため。
また、海外に移住した場合も口座を維持できるため。
PayPay銀行 ペイジー 確定申告の納税や法務局への支払い
* プレスティア 外国払小切手、非居住者 ドル建てでの小切手の換金用。また、海外に移住した場合も口座を維持できるため。
* JAL NEOBANK 振込 住信SBIネット銀行とJAL NEOBAKは顧問先の方にもお勧めすることがあります。住信SBIネット銀行はプライベートで使用しているため、事業用にJAL NEOBANKを開設するか検討しておりました。

会計ソフトとの連携を含む金融機関のサービスは今後も変わっていきますので、定期的に見直していくのは大切と思います。

私も、以前は新生銀行メインで利用していました。振込手数料は複数回無料でしたので、ある程度満足していましたが、スマホ対応が他の銀行と比べて弱いと感じることが増え、スマホを変えるたびにアプリの設定のためにコールセンターに連絡するのが面倒になりました。最終的にはソニー銀行に切り替えてしまいました。

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