日本人でも簡単に口座開設できて、信用取引の金利が低くて人気となっているInteractive Brokersについて、米国内の証券口座からのポジション移管について記事にしております。
Interactive Brokersの詳細や口座開設方法については以下の記事を参考にして下さい。
米国内の証券会社からの資産移管方法
米国内の証券会社からInteractive Brokersへの資産移管方法としては通常、以下の3パターンとなります。
1.ポジションの全てを移管
2.ポジションの一部を移管
当記事では1.ポジションの全てを移管と、2.ポジションの一部を移管について記載しております。
保有する株式を売却して、3.現金を送金する方法もありますが、含み益への課税が行われてしまうので、ポジションでの移管がおすすめです。現金のみの送金についてはリンク先をご覧ください。
Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ証券)へのポジション移管のポイント
- 米国内の証券会社からの移管については簡単
- Interactive Brokersで移管手続きができる
- 移管には数営業日かかる
- 移管に失敗することがある
Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ証券)への全てのポジションの移管手続き
ステップ1. Interactive Brokersのサイトにログインし、ポジションの移管をクリック
ステップ2. 米国の証券会社から全てのポジションを移管する
ステップ3. 移管内容の確認
移管するポジションについて間違いないことを確認して、電子署名します。
口座名義人について、自動でアルファベットが表示されていますので、同じスペルで入力するだけとなります。
ステップ4. ポジション移管手続き完了
以下の表示が出ると手続きは完了となります。
Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ証券)への一部のポジションの移管手続き
全てのポジションを移管する場合とはステップ2だけ大きく異なります。
ステップ2-1. 米国の証券会社から一部のポジションを移管する
ステップ2-2. 移管する資産を登録
最初に資産タイプを選択します。
株式については銘柄を検索します。ISINコードでも検索できますが、よく使用するシンボルの方が入力する文字数は少ないです。
参考にS&P500に連動するETFであるVOOで検索してみます。
シンボルで検索すると対象となる資産が表示されますので、該当する銘柄を選択します。
BDCのMainなどはうまく検索されないことがあるので、必要に応じて何度か方法を変えながら検索すると該当銘柄が表示されます。
VOOについて、銘柄名などを確認し、VOOについて全ての株式数を移管する場合には追加するをクリックします。
これでVOOについては登録が完了しました。同様の方法で、他の移管予定の銘柄についても登録を行います。
ポジション移管手続後
移管元である証券会社で信用取引をしている場合など、ポジション移管が拒否されるケースがあります。
拒否される場合、移管元での取引状況を確認することをお勧めします。
仮にFirstradeで信用取引をしていて、Cashがマイナス残高になっている場合
ポジションを移管してしまうと、Firstradeとしての資金回収のための担保がなくなってしまうので、拒否される可能性があります。
急ぎの対応策としては、信用取引を解消するとともに、全てのポジションを一括で移管せず、一部のポジション移管を行う。
信用取引手数料支払い後に残りの全てのポジションを移管するなどがあります。