【米国】Bank of Hawaii(バンクオブハワイ)口座開設

旅行した多くの方がまた訪れたいと言うハワイ。そんなハワイで銀行口座を保有したい方も多いと思いますので、口座開設の流れを記載しております。

目次

Bank of Hawaii(バンクオブハワイ)とは

バンクオブハワイは、ハワイ、グアム、北マリアナ諸島 (サイパン) およびパラオにおいて、企業、個人、政府を対象に金融サービスを行っている米国の地方金融機関で、1897年に創立されたハワイ最大の独立金融機関です。

多くの日本人が利用するのはバンク・オブ・ハワイのインターナショナル・バンキング・センターで、ワイキキの中心部にあります。ひとつの場所で個人ならびに法人の銀行サービスを提供しています。

Bank of Hawaii(バンクオブハワイ)の主なサービス

バンキングサービス

バンクオブハワイのインターナショナル・バンキング部では、海外の個人および法人のお客様の金融や財務ニーズに応える幅広い各種のバンキングサービスを行っております。本サービスには次のようなものがあります。

●当座預金口座、普通預金口座及び定期預金口座

●オンラインバンキング

口座種類利息*
当座預金口座(Checking Account)原則なし
普通預金口座(Savings Account)あり

*利息が付く場合、原則として日本で確定申告が必要です。

ドルのみの取り扱いとなります。

1年に一度は資金を動かす必要があり、移動がない場合は口座が凍結されます。

外国人顧客向けの住宅ローン

海外からのお客様に対しても競争力のある金利での住宅ローンを提供しています。また不動産管理費用支払いのお手伝いや、各種料金支払いサービスなどがございます。

ハワイの不動産を購入する際に利用することがあります。

プライベート・バンキングとポートフォリオ・マネジメント

金融商品投資およびポートフォリオ・マネジメント・サービスには米国株式やミューチュアルファンド、アニュイティ等があります。

米国株式を購入できますが、証券会社を利用した方がお得です。

インターナショナル・コマーシャル・バンキング

国際部の担当者を通して海外および米国法人のお客様を対象にマーチャント・クレジットカード・プロセシングや預金口座サービス、支店サービス、キャッシュマネージメント、従業員福利厚生・退職手当や機関投資のための管理口座等の各種銀行サービスをご利用いただけます。

ハワイで法人を設立して事業を行う場合に利用することがあります。

Bank of Hawaii(バンクオブハワイ)で口座を開設するメリット

SSN(Social Security Number)が無くても口座開設可能

米国では銀行口座開設時にSSNが必要なケースが殆どで、SSNが無くて簡単に口座開設が可能な銀行はかなり貴重です。

日本語で口座開設可能

英会話はあまり自信が無い方もいらっしゃると思いますが、英語をあまり話せなくても簡単に開設可能。また、口座開設後はワイキキにあるインターナショナル・バンキング・センターで、日本語がある程度わかる担当者と相談することもできます。

ただし、バンクオブハワイでの日本語対応への優先度は下がってきているのか、日本語のHPも閉鎖されているため、期待しすぎない方がいいかもしれません。

ドル預金について一定金額まで預金保険の対象

日本では金融機関破綻時に1,000万円まで預金保護されますが、外貨預金は対象外。米国では金融機関破綻時に連邦預金保険公社(FDIC)が25万ドルまで保護してくれます。

夫婦などで共有名義口座(ジョイントアカウント)を開設可能

日本では単独名義の口座となりますが、海外では共有名義の口座を開設することができます。共有名義とすることで、米国での相続手続きの負担が減ります。

米国の証券口座と日本の銀行の中経銀行として活用できる

日本から米国の証券会社に小口での送金をする際に、送金コストが低いWiseなどの資金送金サービスを利用したいところですが、日本の銀行からWise経由で米国の証券口座に資金を送ることができないです。

米国でも銀行口座を開設することにより、Wiseなどコストが低い送金サービスを利用して、手軽に日本から米国に資金移動できるようになります。

Bank of Hawaii(バンクオブハワイ)で口座を開設するデメリット

オンラインでの口座開設ができない

SSN(Social Security Number)を保有していない場合、オンラインでの口座開設ができず、現地の店舗で口座開設を行う必要があります。

Bank of Hawaiiだけで利用することが少ない

Bank of Hawaiiのバンキングサービスだけでは多くの方が資産運用を行うことができないため、株式等への投資は証券会社に口座開設が必要となります。

ハワイに頻繁に旅行に行き、現地で使うドルを置くためだけでしたらデメリットでは無いです。

取引のほとんどが英語表記

日本語の対応が可能ではありますが、メールで問い合わせをすると、基本的に英語で返信があります。そのため、ある程度の英語力は必要と思った方がいいです。

Bank of Hawaii(バンクオブハワイ)の口座開設方法

口座開設場所

日本語での口座開設手続きを希望する場合は、ワイキキ中心部にあるインターナショナル・バンキング・センターとなります。

Bank of Hawaii International Banking Center
International Banking Division
2155 Kalakaua Ave, Suite 318, Honolulu, HI 96815

8:30 am – 4:00 pm

口座開設時の持ち物

パスポート
マイナンバーカード(通知カード)
発行日から3ヶ月以内に英文の残高証明書

私が口座開設した際は、パスポートだけで大丈夫でした。米国の金融機関でもマイナンバーを記載すること増えましたので、マイナンバーカードも持って行った方がいいです。

また、保守的に資料を準備するのでしたら、銀行が発行する英語で住所が記載されている発行日から3ヶ月以内に英文残高証明書も持って行った方がいいです。

口座開設の流れ

私が口座開設した際の内容となり、実際に口座開設する際と異なる可能性があります。

バンクオブハワイの支店を訪れる

口座開設方法はシンプルで、ワイキキにあるBank of Hawaiiを訪れ、1階入り口にいる係の方に、日本語で口座開設したいと伝えます。日本語で対応できる口座開設担当者の人数は限られているため、他の日本人が口座開設をしていると、少し待つ可能性がります。

口座開設担当者と面談を行う

順番が来ると名前を呼ばれるので、口座開設担当者のデスクに移動し、指示に従って書類に記載していきます。

書類の記載が完了すると、口座開設担当者がデータベースに入力したり書類のチェックをしたりします。

私の場合、担当者と雑談をしながらでしたので時間がかかりました。隣の担当者も雑談に英語で入ってきた記憶があります。担当者から簡単な説明がありますので、気になる点はこのタイミングで質問した方がいいです。

初回入金を行う

その後、口座番号が記載された初回入金のための用紙を渡されますので、入金額を記載。口座開設担当者のデスクから窓口に移動し、最初の入金をして終了。窓口は日本語は通じないと思った方がいいですが、入金の用紙とドルを渡せば何をしたいか分かるので心配する必要はありません。

私が入金した際は、窓口担当者から英語で「今、口座を作ったのか?」と聞かれ、あとは手続きをしながら雑談しただけです。

口座開設完了時

当日、口座開設担当者から簡単な操作方法や手順が記載されている資料と小切手を受け取ります。小切手は自分の口座情報を確認する際にも利用するので、使わなくても廃棄せずに保管しておいた方がいいです。

キャッシュカードは後日郵送されます。

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